幸せのちから

yonetatsu2007-02-08

クリス・ガードナーという人の、ホームレスから億万長者になった実話。映画では億万長者になる過程は省略されている。大手証券会社に採用されるところまでにスポットを当てて、それまでの苦難の毎日を描いている。ウィル・スミスは終始”らしくない”地味な役柄に徹している。ウィル・スミスの息子の演技が◎

印象に残ったシーン

主人公クリス(ウィル・スミス)がドン底の生活に陥って、アメリカ独立宣言を起草したトマス・ジェファソンの事を考えるシーンがある。「独立宣言で生命、自由、幸福の追求の権利を掲げた彼は、なぜ幸福に”追求”(=Pursuit)という単語を付けたのか?彼は幸福は追求しなければ手に入らないことを知っていたのだろうか?」みたいな台詞があった。"the pursuit of happiness"。

クリスが息子クリストファーを屋上でバスケをさせるシーン。
「お父さんは頭は良かったが、バスケは下手だったからおまえもその程度までならうまくなれる。その程度までだ。だから、バスケになんかあまり熱中するな。」みたいな事をめっちゃ楽しそうにバスケやってる息子に言う。クリストファーはそれを聞いて、つまんなさそうな顔してバスケットボールを放り投げる。少し間があって、「誰にも「できない。」なんて言わせるな!」みたいな事を言う。感動。

★★★